一般社団法人 ヒューマンライツふくおか

生きた証を繋ぐ

国立療養所にあるお寺の中でも、入所者自らが浄財を集め建立したお寺としてとても珍しい星塚寺院。
ヒューマンライツふくおかは「星塚寺院に集う会」の運営に参加しています。

国立療養所星塚敬愛園の一隅に建つ浄土真宗星塚寺院は、
入所者の一人であった故山中五郎さんの発願により、1957年(昭和32年)に建立されました。
以来、ハンセン病隔離政策のもと、閉ざされた療養所に暮らす人々の心の拠り所として、
山中さんが死去されたあとも、その願いを受け継がれた真宗同愛会の皆さんにより、
星塚寺院を大切に守り続けて来られました。しかし、会員の減少と高齢化、
身体的な問題などの事情により、2014年4月30日を以て、同会は解散を余儀なくされ、今日に至っています。
山中さんの「皆様によりて」という遺言に主体的に応えるために、
星塚寺院の存続を願う人たちの思いを結集し、末永く星塚寺院に集い続け、
語り合い、学びあうことを通して、ハンセン病問題に翻弄された方々の無念を心に刻み、
この問題がけっして歴史の中に埋もれゆくことのないよう注視し続けていく必要があると考えています。

2016年10月20~23日:星塚寺院調査&聴き取り 
2017年2月8~9日:星塚寺院写真撮影
2017年3月31日~4月1日:星塚寺院ミーティング①
2017年5月9~10日:星塚寺院ミーティング②
2017年7月20~21日:星塚寺院大掃除、星塚寺院ミーティング③
2017年9月9~10日:星塚寺院ミーティング④
2017年10月11日:星塚寺院に集う会発足式